太陽光発電のソーラーパネルの発電量
ソーラーパネルの性能やコストパフォーマンスはどんどん進化していますが、現実には日照条件などの影響でそれらが持つフル性能の7〜8割の発電が限界のようです。
では、どうすればより大きな発電量を出せるかということになりますね?
各太陽光発電システムの公称最大出力は、太陽光が垂直に当たり、ロスが無い理想的な状態で導き出された数値です。実際には太陽は止まっていませんし、それに合わせて家も動かすわけには行きません。東から西へ全方位に対応する受光部は用意できません。できたとしても、天気の影響は避けられません。
他にも色々なロスが見込めますので、公称最大出力がそのまま発電電力には絶対にならないと言えます。
日射量や損失等を考慮した発電量の予測データは取扱店が出してくれますから、一度相談してみるといいでしょう。自分で発電電力を予測したいという方のために、算定の仕方をご案内します。
まず、太陽電池アレイの出力を予測します。
太陽電池モジュール最も効率的に太陽光を受けられる位置に設置したものとして、まずは装置での損失を考慮して、設置面ごとに太陽電池アレイから取り出せる最大電力を計算します。商品のカタログに掲載されている値を参考にして、パワーコンディショナでの損失を算出します。
次は温度による損失を算出します。
太陽電池モジュールは、モジュール温度が上昇すると発電量が落ちます。カタログでの公称最大出力には、モジュールの温度が何度の値で計測されているかが出ていますので、1月10%、2月10%、3月15%、4月15%、5月15%、6月20%といった温度による損失を調べます。
次が平均日射量のデータです。
日射量データは、独立行政法人 新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)が公開している全国日射関連データマップを使用します。
この全国日射関連データマップには、過去30年間(1961年〜1990年)の全国801地点で計測した日射データをもとに整備された、月平均の全方位斜面日射量のデータが含まれています。
この日射量のデータは、方位15度単位、傾斜角度10度単位で収録されていますので、この結果から、太陽光モジュールが全て真南に向いているという理想的な状況での年間発電量を100とすれば、太陽光モジュールの向きによる損失が何%なのか、家そのものの向きが問題となることになる損失が何%程度なのかが推測できます。
どうしても自分でやらなければならない計算ではないので、取扱店で計測してもらいましょう。実際にやってみても、取扱店が出すデータもそれほど違いは出ないものです。