太陽光発電のメーカーごとの違い
「どのメーカーが良いか」という点は、最も答え辛いところです。
初期の頃なら話は別ですが、太陽光発電がポピュラーなものになって久しい現代にあって、開発大手であるシャープ・三洋・京セラ・三菱などの間で技術的に圧倒的な違いというものは、細かい所を別にすれば殆ど差はありません。
例えば、メーカーによって「パワーコンディショナ(パワコン)」の設置場所が違います。
シャープは屋外。京セラ・サンヨー・三菱は屋内です。屋内設置を行うのは、パワコンは精密機械なので屋内が安全という判断が主ですが、シャープのパワコンは屋外耐用の仕様で10年保証もついています。屋内設置の場合は屋内工事が必要なうえ場所を選ばなくてはなりません。
さらに、シャープ以外はパワコンのほかに、配線を一つにまとめるための接続箱の設置も必要となる場合があります。そう考えると屋内でなければダメということでもないですよね。
確かに、住宅用太陽光発電システムの開発や発売開始の違いによって、メーカーによる差がないわけではありません。急速にシェアを伸ばす京セラにしても、世界市場に躍り出たサンヨーにしても、太陽光発電システムの開発・量産は1970年代から。
それに対しシャープは1959年に研究着手し、1963年には太陽電池の量産に成功しています。
人工衛星にも搭載されるなど、多くの実績によって、現在、世界の太陽光発電システムにおいてトップシェアを誇るわけですから、それだけの開発・研究の差はどうしてもあるでしょう。
メーカーで選んで販売店を探すのか、販売店で選ぶのか、複数のメーカーを取り扱うメーカーを選ぶのか、そのあたりがポイントになるのではないでしょうか?
販売店が複数のメーカーのシステムを扱っている場合は、それぞれの違いや特性を説明してもらいましょう。
例えば、太陽電池モジュールのセルひとつとってもメーカーごとで違いますし、同じメーカーでも価格によって種類を選ぶことができます。
太陽電池モジュールは、シリコンの密度によって多結晶タイプと単結晶タイプに分けられ、単結晶は高出力を得られるがその分価格も高く、多結晶タイプの倍ほどです。
シャープには単結晶と多結晶のどちらの製品もありますが、京セラと三菱は多結晶タイプのみ、サンヨーは単結晶タイプのみと、このようにメーカーによって、製品の特徴、金額、性能などまったく異なります。
家庭にピッタリのメーカーと性能、それに詳しい優良業者を選ぶことが大切です。