世界トップのシャープの太陽光発電
シャープは1959年、今から半世紀も前に太陽電池の開発に着手しています。
「電気を使うモノをつくるメーカーの責任として、いつか電気そのものをつくる存在になりたい」。
当時、そんなことを考える電器メーカーはほかにありませんでした。「頭の上に立派な熱や光があるのだから、これを利用することを考えねばウソだ」シャープ創業者・早川徳次氏の言葉です。
太陽エネルギーの有効性にシャープは早くから着目し、開発を続けてきたのです。
歴代トップの強い思いを継承し、太陽光発電のパイオニアとして、世界のトップの座を守っています。
数々の実績がシャープを世界トップの太陽光発電メーカーと認めています。1976年に国産初の実用衛星「うめ」に搭載してから現在まで、160基以上もの人工衛星にシャープの宇宙用太陽電池が搭載されていますが、これまで一度もトラブルはなく、その性能を充分に発揮しています。
無人化が常識となった灯台でも、シャープの灯台用太陽電池は1900カ所以上で常に安定した電力を供給し、海の安全を守り続けています。
半世紀にわたって、ソーラー開発に取り組んできたシャープは、これから訪れるクリーンエネルギー時代への進化を目指し、2010年、大阪・堺コンビナートを稼動させます。このソーラー・ファクトリーは、日本の平均的な家庭の約25万軒分もの太陽電池を毎年、世界中に送り出す能力を備えます。これまで課題とされてきたコストも、新しい技術と生産規模の拡大により、近い将来、日本でも一般の家庭電力料金並みになっているでしょう。
太陽電池に使われている半導体(シリコン)の原子には、太陽光があたると「+」と「−」に別れる性質があります。そこで生じた電圧を利用して電気を取り出します。
太陽電池には大きく分けて結晶シリコン系と薄膜シリコン系の二つの仕組みがあります。現在、省資源化、低コスト化の観点から、シリコン使用量が少なくてすむ薄膜太陽電池に注目が集まっていますが、シリコンをガラスに蒸着して薄い膜を形成するこの技術が、液晶パネルを作る過程の技術と共通点があり、シャープでは液晶テレビの開発で培った技術を投入し、次世代の薄膜系太陽電池の開発にも着手しています。